ピアスで後悔しないために。開ける前に知るべき肉芽・就活・跡のリスクと対策総まとめ
こんにちは。
SELECT LOG、運営者の「sae」です。
耳元でキラリと光るピアス、憧れますよね。
私もファッションの一部として楽しんでいる一人ですが、実はそこに至るまでに、予想もしなかった痛みやトラブルに直面して「こんなはずじゃなかった…」と頭を抱えた経験があります。
検索で「ピアス 後悔」と調べてこのページに辿り着いた今のあなたも、もしかすると、なかなか治らないしこりに不安を感じていたり、就活や職場で「外せ」と言われて途方に暮れていたりするのではないでしょうか。
一時の「開けたい!」という衝動だけで突っ走ってしまった結果、身体的な痛みに耐え続ける日々や、治療費という思わぬ出費に、心の底から後悔しているという声は後を絶ちません。
この記事では、アパレル店員としての経験や、私自身のリサーチに基づいて、ピアスにまつわる「リアルな後悔」の事例と、それを回避するための具体的な対策について、包み隠さずお話しします。
- 肉芽やケロイドなど、放置すると危険な身体的トラブルの正体と対処法
- 就活や厳しい職場で直面する「隠すストレス」と社会的なリスク
- 治療や修正手術にかかる具体的な費用と、経済的なデメリット
- これから開ける人が絶対に知っておくべき、後悔しないためのリスク回避策
身体的トラブルによるピアスの後悔
【必ずお読みください:医療機関への受診について】
本記事で紹介する内容は、一般的な事例や経験に基づく情報であり、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
もし今、ピアスホールに激しい痛み、止まらない膿、異様な腫れやしこり(肉芽)などの異変を感じている場合は、ネットの情報を頼りに自己判断せず、速やかに「皮膚科」または「形成外科」を受診してください。
また、これからピアスを開ける方で、ケロイド体質や金属アレルギーなどの体質に不安がある場合は、施術前に必ず医師に相談してください。
早期の専門医への相談こそが、最大の後悔を防ぐ方法です。

ピアスは、ありのままの身体に針を刺して穴を開ける行為です。
言葉にすると少し怖いですが、だからこそ医学的なトラブルのリスクとは常に隣り合わせです。
「おしゃれのために開けたのに、痛くておしゃれどころじゃない」
「耳の形が変わってしまった」なんてことになったら、本末転倒もいいところですよね。
まずは、多くの人が直面し、そして後悔する身体的なトラブルの現実について、詳しく見ていきましょう。
肉芽の悪化と自己判断の危険性
ピアスを開けてしばらく経つのに、ホール(穴)の横にプクッと赤く盛り上がったしこりができてしまった…
なんてことがあります。
これは「肉芽(にくげ)」、医学的には「肉芽腫(にくげしゅ)」と呼ばれるもので、多くのピアスユーザーを悩ませる代表的なトラブルです。
私たちの身体には、傷ができるとそれを治そうとする自然治癒力が備わっています。
しかし、ピアスホールが不衛生だったり、常に負担がかかっていたりすると、身体が「まだ治っていない!もっと組織を作らなきゃ!」と過剰に反応してしまい、毛細血管や線維芽細胞が異常に増殖してしまうのです。
これが肉芽の正体です。
初期の段階であれば、ホットソーク(体温程度の生理食塩水に患部を浸すケア)を行ったり、抗生物質入りの軟膏を塗布したりすることで、炎症が収まり自然に小さくなることもあります。
しかし、ここで最大の後悔を生むのが「ネットの情報を鵜呑みにした自己判断」です。
不衛生な器具で患部を傷つけると、傷口から雑菌が入り込み、炎症が劇的に悪化します。
最悪の場合、感染症を引き起こして耳全体がパンパンに腫れ上がり、切開手術が必要になることさえあります。
「早く治したい」という焦りが、結果として取り返しのつかない傷跡や、長期的な通院生活を招いてしまうのです。
マスクやメガネと干渉する痛み
肉芽ができる原因として、意外と見落とされがちなのが「物理的な圧迫」です。
特にコロナ禍以降、私たちの生活にマスクは欠かせないものとなりました。
このマスクの紐が耳の裏側や軟骨(特にヘリックスやトラガス)のピアスに常に当たり続けることで、慢性的な炎症を引き起こすケースが急増しています。
また、メガネを常用している方も注意が必要です。
メガネのテンプル(つる)が耳にかかる部分とピアスの位置が干渉すると、「メガネをかけるたびに激痛が走る」という地獄のような日々が待っています。
日常生活で必須のアイテムだからこそ外すわけにもいかず、結果としてピアスを諦めざるを得ない…
という悲しい結末になりがちです。
金属アレルギーと体質への無理解
「私は今までアクセサリーで荒れたことがないから大丈夫」と思っていても、ピアスは皮下組織に直接金属が触れ続けるため、突然アレルギーを発症することがあります。
特に、数百円で売られている安価なファッションピアスは、ニッケルやコバルトといったアレルギーを起こしやすい金属が含まれていることが多いです。
アレルギー反応が出ると、ホールから透明な汁(浸出液)が止まらなくなったり、耐え難い痒みに襲われたりします。
これを「ただの傷の治りかけ」と勘違いして放置すると、皮膚がただれて真っ赤になり、ホールが完成するどころか皮膚トラブルとの長い戦いが始まります。
ファーストピアスには、チタンやサージカルステンレスといった生体適合性の高い素材を選ぶのが鉄則ですが、デザインの可愛さだけで選んでしまい、後悔するパターンは本当に多いのです。
sae自己判断でのケアは本当に危険!
「なんとかなる」で潰したりせず、おかしいなと思ったらすぐに皮膚科に行くのが、結果的に一番早く綺麗に治す近道ですよ。
ケロイド体質と消えない傷跡
肉芽とよく似ていますが、より難治性で深刻な後悔をもたらすのが「ケロイド」です。
肉芽が一過性の炎症反応であることが多いのに対し、ケロイドは体質的な要因が強く絡んでいます。
傷口が赤黒く盛り上がり、硬くなり、さらに恐ろしいことに「元の傷の範囲を超えて周囲の健康な皮膚へと広がっていく」という特徴があります。
「自分はケロイド体質なのか分からない」という方も多いと思います。
一つの判断基準として、過去にBCG(予防接種)の跡や、虫刺されの跡、ニキビ跡などが赤く盛り上がってなかなか治らなかった経験はありませんか?
もし思い当たる節があるなら、ピアスを開けることは慎重に検討すべきです。
耳たぶにできた小さなケロイドが、数年かけてソラマメ大、あるいはそれ以上の大きさに成長し、耳たぶの形が変形してしまうことも稀ではありません。
こうなると自然治癒は期待できず、ステロイドの局所注射や、圧迫療法、場合によっては外科手術による切除と放射線治療が必要になります。
ケロイドは「体質」が大きく関わります。
少しでも不安があるなら、開ける前に形成外科などで医師に相談することをおすすめします。
排除反応で皮膚が裂ける恐怖
人間の身体には、異物が侵入するとそれを体外へ押し出そうとする防御反応が備わっています。
これをピアスの世界では「排除反応(Rejection)」と呼びます。
すべての人がなるわけではありませんが、皮膚の浅すぎる位置に開けたり、重みのあるピアスやリング状のピアスを揺らし続けたりすると、このスイッチが入ってしまうことがあります。
排除反応のプロセスは、まさにホラー映画のような恐怖です。
最初は、ピアスホールを覆っている皮膚(ブリッジ)が徐々に薄くなり、乾燥したようにカサカサしてきます。
そして、ピアスが身体の外側に向かって数ミリ、数センチと移動し始めるのです。
「あれ?最近ピアスが伸びた気がする?」と思った時には、もう手遅れかもしれません。
最終的には、薄くなった皮膚が耐えきれずにブチッとちぎれ、ピアスがポロリと落ちてしまいます。
これを防ぐ術は基本的にありません。
一度裂けてしまった耳たぶ(耳垂裂)は、まるで蛇の舌(スプリットタン)のように二股に分かれたまま、自然にくっつくことは二度とないのです。
「せっかく開けたのにもったいない」と粘るのは禁物!
皮膚が裂けてしまうと、高額な修正手術しか道がなくなってしまいますよ。
軟骨ピアスが安定しない苦痛
耳たぶ(ロブ)のピアスが安定するのには、個人差はありますが大体1ヶ月〜3ヶ月程度と言われています。
しかし、軟骨ピアス(ヘリックス、トラガス、インダストリアルなど)は全くの別物と考えてください。
軟骨組織は血管が通っていないため、傷を治すための栄養や白血球が届きにくく、治癒までに早くても半年、長ければ1年以上かかることがザラにあります。
この「完成までの期間の長さ」こそが、多くの人を挫折させ、後悔させる最大の要因です。
半年以上もの間、毎日ケアを続けなければならず、その間はずっと「感染リスク」に晒され続けます。
- 寝返りを打って耳が枕に当たった瞬間、激痛で目が覚める。
- 美容室でクシが引っかかり、悲鳴を上げそうになる。
- タオルや服の繊維が引っかかって出血し、また振り出しに戻る。
こういったトラブルが日常茶飯事です。
「いつまで経っても痛い」
「朝起きたら枕が血と膿で汚れていた」という状況に精神が削られ、
「こんなに辛いなら開けなければよかった」と塞いでしまう人が後を絶ちません。
軟骨ピアスは、その見た目の可愛さとは裏腹に、維持するために相当な覚悟と忍耐力が必要な部位なのです。



軟骨ピアスは本当に長期戦。
「痛くて横向きに寝られない日々」が半年続く覚悟を持って挑まないと、途中で心が折れちゃいます。
口内ピアスによる歯茎の退縮
口元のピアス(ラブレットやリップ)や、舌ピアス(センタータン)は、個性的でインパクトのあるファッションとして一部で根強い人気があります。
しかし、口腔内のピアスには、他の部位にはない「歯科的な不可逆リスク」が存在します。
口の中は常に動いています。
食事をし、会話をするたびに、金属製のキャッチやシャフトが、内側から歯や歯茎(歯肉)にカチカチと当たり続けます。
この微細な衝撃の繰り返しが、歯茎にとっては大きなダメージとなるのです。
最も恐ろしいのが「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」、つまり歯茎が下がってしまう現象です。
歯茎が下がると歯の根元(象牙質)が露出し、知覚過敏がひどくなったり、虫歯になりやすくなったりします。
そして何より、一度下がってしまった歯茎は、自然には絶対に元に戻りません。
また、舌ピアスを噛んで遊ぶ癖がつくと、エナメル質が欠けたり、歯にヒビが入ったりすることもあります。
若いうちは勢いで楽しめても、年齢を重ねてから「歯の健康」という一生モノの財産を損なったことに気づき、激しく後悔するケースが報告されています。



歯は一生モノです。
おしゃれの代償として「自分の歯」を失うリスクがあることは、開ける前に絶対に知っておいてほしい事実です。
セルフピアッシングによる失敗と代償


「病院で開けると高いから」
「友達に開けてもらった方が思い出になるから」といった理由で、
市販のピアッサーやニードル、あるいは安全ピンなどを使って自分で開ける「セルフピアッシング」を行う人がいます。
しかし、これは後悔への最短ルートと言っても過言ではありません。
私たち素人は、耳の構造や血管の走行、適切な消毒方法を熟知していません。
その結果、以下のような失敗が頻発します。
- 斜めに開いてしまう
ホールが斜めに貫通すると、ピアスが常に皮膚を圧迫し、肉芽ができやすくなります。
また、キャッチが肌に食い込む原因にもなります。 - 感染症のリスク:
滅菌されていない器具や不十分な消毒環境で行うため、細菌感染のリスクが格段に跳ね上がります。 - 位置の失敗
鏡を見ながらの作業は難しく、狙った位置からズレてしまい、「なんかダサい位置になった」と一生モヤモヤすることになります。
結果として、化膿して病院に駆け込み、治療費で数万円が飛んでいく…
という「安物買いの銭失い」になるケースが非常に多いです。
最初から数千円を払ってクリニックで開けていれば、綺麗なホールと安心が手に入ったはずなのに。
その数千円をケチった代償は、想像以上に高くつきます。



プロに任せるのが、結果的には一番「安上がり」で「綺麗」に仕上がります。
一生残る穴だからこそ、初期投資は惜しまないで!
就活や生活面で感じるピアスの後悔


ここまでは身体的な痛みやトラブルについてお話ししてきましたが、ピアスの後悔はそれだけではありません。
むしろ、身体は元気なのに、社会生活における「生きづらさ」や「不便さ」に直面して心を痛めるケースの方が、精神的なダメージは大きいかもしれません。
特に日本社会においては、TPO(時、場所、場合)によってピアスが厳しく制限される場面がまだまだ多く残っています。
ここでは、社会生活や日常生活で感じるリアルな後悔について深掘りします。
就活の面接で不利になる印象
「人は見た目じゃない」と言いたいところですが、就職活動(就活)という限られた時間で合否を決める場において、第一印象は極めて重要です。
残念ながら、多くの日本企業において、目立つピアスホールは決してプラスの評価にはなりません。
アパレルや美容業界、IT系の一部などでは寛容な場合もありますが、これは一部の例外と言って良いでしょう。
金融、公務員、医療、教育、そして歴史ある大手メーカーなどの「堅い」業界では、ピアスホールがあるだけで「身だしなみがなっていない」「TPOをわきまえられない」「協調性に欠ける」といったネガティブなバイアスを持たれるリスクがあります。
特に男性の場合、その傾向は顕著です。
女性であれば耳たぶに一つずつ程度なら許容されることが多いですが、男性のピアスホールは「威圧感がある」「不真面目そう」「軽薄に見える」といった評価に直結しやすく、書類選考や面接の入り口で損をしてしまう可能性があります。
「たかが穴一つで?」と思うかもしれませんが、その穴一つが、人生を左右する就活の合否を分ける要因になり得るのが現実なのです。
志望業界の雰囲気は事前にリサーチ必須です。
「個性の主張」は内定をもらってからでも遅くありません。
不安なら、就活が終わるまで開けるのを待つのも賢い戦略ですよ。


穴を隠すストレスとバレる限界
運よく就職できたとしても、あるいはアルバイト先や学校の校則で「ピアス禁止」の規則がある場合、毎日毎日「穴を隠す作業」に追われることになります。
これが想像以上にストレスフルな日々になります。
よくある対策として、ファンデーションやコンシーラーで埋めたり、肌色の医療用テープや絆創膏を貼ったり、透明ピアス(透ピ)に変えたりする方法があります。
しかし、これらには全て限界とリスクがあります。
- 透明ピアス
「透明」と言いつつ、光が当たると反射してキラッと光るため、面接官や上司との距離が近いと意外とすぐにバレます。 - 絆創膏・テープ
耳に絆創膏を貼っている時点で「怪我?」と聞かれますし、不自然さが際立ち、かえって「何か隠しているな」と注目を集めてしまいます。 - ファンデーション
完成していないホールに化粧品を塗り込むことは、傷口に異物を擦り込むのと同じです。
そこから雑菌が入り、化膿して赤く腫れ上がり、余計に隠せなくなるという悪循環に陥ります。
「いつバレるか分からない」というヒヤヒヤ感を抱えながら過ごす毎日は、精神的にも消耗します。
上司に呼び出されて「その耳、何?」と聞かれた時の冷や汗は、経験した人にしか分からない恐怖です。
毎朝の「隠す作業」は本当に面倒!
隠しきれずに注意された時の気まずさは半端じゃありません。



最初から「隠さなくていい環境」かを確認することも大切ですね。


イヤホンが使えない生活の不便
音楽が好きな方や、リモートワークでイヤホンを多用する方にとって、ピアスの位置選びはQOL(生活の質)に直結する重要問題です。
特に人気の「トラガス(耳の穴の手前にある小さな軟骨)」や「ダイス」「アンチトラガス」といった部位は、イヤホンの装着位置と完全に被ってしまいます。
AirPodsなどのカナル型イヤホンや、耳の穴にフィットさせるタイプのワイヤレスイヤホンは、これらのピアスと物理的に干渉します。
無理やりねじ込もうとすれば、ピアスが圧迫されて激痛が走りますし、かといってイヤホンを浅く入れればすぐに落ちてしまいます。
結果として、「大好きな音楽を通勤中に聴けない」「Web会議のたびにヘッドホンを持ち歩かないといけない」という地味ながらも深刻な不便さを味わうことになります。
最近では、耳の穴を塞がない「骨伝導イヤホン」や「イヤーカフ型イヤホン」といった選択肢もありますが、音質や遮音性、音漏れなどの面で妥協が必要になることもあります。
「可愛いから」という理由だけでトラガスを開けた結果、毎日の快適さを失って後悔している人は意外と多いのです。
音楽好きさんは要注意!
自分が普段使っているイヤホンの形状と、開けたい位置が干渉しないか、耳に当ててシミュレーションしてみてくださいね。
夏の化膿と冬のニット引っ掛け
ピアスには、実は「開けるのに適さない時期」というものが存在します。
これを知らずにタイミングを間違えると、季節特有のトラブルに見舞われて後悔することになります。
まず夏場です。
日本の夏は高温多湿で、汗を大量にかきます。
開けたばかりの傷口(ホール)が汗で蒸れると、そこは雑菌にとって最高の繁殖場所となります。
結果として、他の季節よりも圧倒的に「化膿しやすい」状態になります。
また、せっかくの夏休みで海やプールに行きたくても、不衛生な水に傷口を浸すことは感染リスクが高すぎるため、我慢しなければなりません。
「夏フェスに合わせて開けたい!」という気持ちは分かりますが、トラブル率の高さは覚悟が必要です。
逆に冬場はどうでしょうか。
冬の敵は「物理的な引っ掛かり」です。
ざっくり編まれたニット帽、ボリューミーなマフラー、首元が詰まったタートルネック。
これらはすべて、ピアスの天敵です。
急いで着替えようとした瞬間に、ニットの網目にピアスの金具が「ガッ!」と引っかかり、耳がちぎれるかと思うほどの激痛とともに流血…という事故が多発します。
寒さで耳がかじかんでいると痛みにも気づきにくく、気づいたら大出血していた、なんてことも。
個人的には、春や秋の穏やかな気候が開けるのにベストかなと思います。
夏のリゾートや冬のおしゃれを楽しみたいなら、時期をずらす計画性も大切ですよ。
病院での高額な治療費と修正


「ピアスなんて数千円で開けられるし、安上がりなおしゃれだよね」と思っているなら、それは大きな間違いかもしれません。
トラブルが起きた際の治療費こそが、後悔を決定づける経済的な要因となります。
単なる化膿止めや抗生物質の処方であれば、皮膚科で健康保険が適用され、数千円程度で済むこともあります。
しかし、
「耳たぶが裂けたのを綺麗に治したい」
「ボコッとできたケロイドを平らにしたい」
「埋まったピアスを取り出したい」といった治療は、
場合によっては「美容目的」「審美目的」とみなされ、保険が効かない自由診療(自費)となるケースが多々あります。
| 治療内容 | 費用の目安(自費の場合) |
|---|---|
| 耳垂裂(切れ耳)修正手術 | 約50,000円〜100,000円 / 1箇所 |
| 埋没ピアスの摘出 | 約10,000円〜30,000円 |
| ケロイド・肉芽の切除 | 数万円〜数十万円(大きさ・術式による) |
上記の表はあくまで目安ですが、数千円で安く開けたつもりが、修正手術にその10倍、20倍の費用がかかってしまうことも珍しくありません。
「こんなにお金がかかるなら、最初から開けなければよかった…」と通帳を見ながら後悔しても、失ったお金と時間、そして傷のない綺麗な耳は戻ってきません。
リスクとお金の関係は、非常にシビアに考える必要があります。
安易なセルフケアで悪化させてから病院に行くと、治療費も跳ね上がります。
初期段階でプロに診てもらうのが、実はお財布にも一番優しいんですよ。
跡やジンクスに縛られる苦悩
様々な事情でピアスを「卒業」し、穴を塞いだとしても、あなたの耳が完全に元通りのツルツルの皮膚に戻るわけではありません。
ピアスホールは一種の傷跡ですから、穴が塞がった後も、小さな凹み(ディンプル)や、白い瘢痕、あるいは色素沈着として、一生残り続けることが多いです。
若いうちは気にならなくても、30代、40代と年齢を重ね、肌のハリが変わってきた時に、「この耳の傷跡さえなければ、もっと上品に見えるのに」と、肌のノイズとして気になってしまうことがあります。
特に大きく拡張してしまった穴は、縮まりはしても形がいびつになりやすく、コンプレックスになり得ます。
また、心理的な面での後悔として「ジンクス(迷信)」があります。
「右耳に偶数個開けると運気が下がる」
「割り切れる数は縁起が悪い」
「男性が右耳だけに開けると〇〇の意味がある」といった俗説です。
科学的根拠は全くありませんが、こうした情報を後から知ってしまい、「最近悪いことが続くのはピアスのせいかも」「開ける場所を間違えたかも」と、不要な不安を抱え込んでしまう繊細な方もいます。
本来は自分を元気づけるためのファッションが、逆に不安の種になってしまっては元も子もありません。
穴の跡は「若かった頃の思い出」として受け入れるしかありません。
ジンクスは気にしすぎず、自分が鏡を見て「素敵!」と思えるスタイルを貫くのが一番の正解です。
リスクを知りピアスの後悔を防ぐ


ここまで、ピアスにまつわる様々な後悔の形を見てきました。
脅かすような怖い話ばかりしてしまいましたが、私がお伝えしたいのは決して「ピアスを開けるな」ということではありません。
「リスクを知らずに開けること」と「リスクを知った上で対策して開けること」には、雲泥の差があるということです。
- 医療機関を利用する
初期費用はかかりますが、綺麗な位置、適切な消毒、トラブル時のアフターケアまで含めた「安心代」と考えましょう。
将来の高額な治療費を防ぐための保険です。 - タイミングを見極める
就活、実習、結婚式などのライフイベントから逆算し、少なくとも半年〜1年の安定期間を確保できるタイミングで施術を行いましょう。 - 医学的な知識を持つ
「肉芽は自分で潰さない」「金属アレルギー対応の素材を選ぶ」「痛みがあればすぐ受診する」。
この判断基準を持っているだけで、最悪の事態は回避できます。
ピアスは、顔まわりを華やかにし、自分らしさを表現できる本当に素敵なアクセサリーです。
だからこそ、その場のノリや一時の勢いだけで行動せず、ご自身のライフスタイルや体質、将来のビジョンと相談しながら、賢く楽しんでいただけたらなと思います。
正しい知識と準備さえあれば、ピアスは決して怖いものではありません。
あなたが後悔のない選択をして、素敵なおしゃれを心から楽しめることを願っています!








