こんにちは。
SELECT LOG、運営者の「sae」です。
耳元を華やかに彩るピアスバチバチのスタイルは、単なるファッションを超えて自分の個性を表現する手段として魅力的ですよね。
しかし実際に挑戦しようとすると、軟骨の痛い位置や肉芽などのトラブル、あるいは墨やタトゥーを入れた際のバランスなど不安な要素も多いものです。
また職場やバイト先での隠し方や、推しの盤や沼への情熱をどう表現するか、地雷系ファッションとの兼ね合いなど悩みは尽きません。
さらに膿や腫れを防ぐためのシリコンチューブの使い方や、難易度の高いインダストリアルへの挑戦も知識が必要です。
この記事では大人の女性でも楽しめる素材選びや配置のコツ、そして社会生活と両立するためのケア方法について詳しく解説します。
- サブカルや地雷系だけではない大人のピアスバチバチスタイルの作り方
- 痛みを抑えておしゃれに見せる解剖学に基づいた配置とコーディネート
- 職場や学校でも安心できるバレにくい隠し方とトラブル時の対処法
- 金属アレルギーや感染リスクを減らすための素材選びと正しいケア知識
憧れのピアスバチバチ耳を作る配置とデザイン

「ピアス バチバチ」という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?
以前は「怖い」「厳つい」という印象が強かったと思います。
しかし最近では「自分の意思を強く持ったカッコいい女性」の象徴として、大人の女性の間でも密かなブームになっているんです。
ただ穴を増やすのではなく、そこには計算された美学や、言葉にできない想いが込められているんですよね。
私自身、アパレル業界に長く身を置く中で、アクセサリーのトレンドは常に追ってきましたが、この「多連装スタイル」ほど個性が爆発するジャンルはないと感じています。
ここでは、これからバチバチ耳を目指す方が知っておくべき、痛みのリアルやデザインの哲学、そしてカルチャーとしての背景について、私なりの視点で深掘りしていきます。
軟骨やトラガスなど人気位置の痛み
「バチバチにしたい!でも痛いのは怖い…」これは、ショップで接客していた時も一番よく相談された悩みです。
正直に申し上げますと、軟骨ピアスは痛いです。
でも、その痛みは一瞬の衝撃と、その後のジンジンする熱感さえ乗り越えれば、鏡を見るたびに高揚感を与えてくれる特別な体験でもあります。
特に人気のある部位について、私が実際に開けたり、友人たちの経過観察を見てきたりした経験から、より詳細な「痛みのリアル」と「生活への影響」をまとめてみました。
これから挑む方は、心の準備として参考にしてください。
| 部位 | 痛みの種類・レベル | 治癒期間の目安 | 生活への支障・注意点 |
|---|---|---|---|
| ヘリックス (耳輪) | ★★☆☆☆ 注射のようなチクリとする痛み。 | 3ヶ月〜1年 | 髪の毛が最も絡まりやすい魔のゾーンです。着替えや美容院でのクシの接触には細心の注意が必要。マスク紐との相性も悪いため、紐用フックの活用が推奨されます。 |
| トラガス (耳珠) | ★★★☆☆ 「メリメリ」「パキン」という軟骨が砕ける音が内部に響く精神的ダメージあり。 | 6ヶ月〜1年 | 開けた直後はイヤホンが装着できません。安定後もラブレット(裏が平らなピアス)必須。ワイヤレスイヤホン全盛の今、最も不便を感じるかもしれません。 |
| インナーコンク (耳甲介) | ★★★★☆ 軟骨が厚いため、鈍く重い痛みが数日続くことも。 | 6ヶ月〜1年 | 耳の奥にあるため、服への引っ掛かりは少ないですが、寝る時に枕に当たると激痛が走ります。また、ヘッドフォンは長時間圧迫されるためNGです。 |
| アンテナヘリックス (耳輪上部垂直) | ★★★☆☆ 鋭い痛み。ニードルが通る距離が長い。 | 3ヶ月〜1年 | 文字通りアンテナのように飛び出しているため、物理的な衝突事故が多発します。帽子をかぶる方や、頭を拭く時にタオルをガシガシする癖がある方は要注意。 |
痛みを最小限にするための心構え
痛みの感じ方はその日の体調に大きく左右されます。
寝不足や空腹時、生理前後などは痛みに対して敏感になりがちですし、出血もしやすくなります。
「今日は開けるぞ!」と決めた日は、しっかり食事を摂り、万全の体調で挑んでください。
また、麻酔を使わないニードル施術が一般的ですが、上手なスタジオ(ピアッサー)にお願いするのが、結局一番痛くない近道です。
セルフでの安全ピンやピアッサーは、組織を「押しつぶす」ように開けるため、治りも遅く痛みも長引く傾向にあるので、大人としてはおすすめしません。
墨やタトゥーと合わせる派手なスタイル
「ピアス バチバチ」で検索される方の多くが、タトゥー(墨)にも関心を寄せているのは偶然ではありません。
ファッションの観点から見ると、金属の冷たい輝きと、肌に刻まれたインクのコントラストは、互いの存在感を高め合う最高のパートナー関係にあります。
例えば、首筋や耳裏に入れたワンポイントのタトゥーに合わせて、同じ色味のブラックチタンのピアスを配置する。
あるいは、繊細なラインワークのタトゥーに合わせて、華奢なゴールドのフープを並べる。
こうすることで、身体全体がひとつの「作品」のような統一感を持つようになります。
私が以前お会いした素敵な女性は、耳の軟骨に沿って入れた蔦(ツタ)のタトゥーに合わせて、リーフモチーフのピアスを点在させていました。
それはもう、ため息が出るほど美しかったです。
大人の「墨×ピアス」バランス論
両方とも「派手」な要素だからこそ、引き算も大切です。
タトゥーが大胆な柄なら、ピアスはシンプルなボールやリングで統一する。
逆にタトゥーが小さくミニマルなら、ピアスはジャラジャラとボリュームを出してアクセントにする。
この「足し引き」ができるかどうかが、ただの威圧感で終わるか、洗練されたスタイルになるかの分かれ道です。
もちろん、タトゥーは一度入れると不可逆的な選択です。
しかし、ピアスとセットで考えることで、「自分は何を表現したいのか」「どんな自分になりたいのか」という自己像がより明確になります。
社会的なハードルはまだ高い日本ですが、服の下や髪の隙間に自分だけの「最強の装備」を隠し持っている感覚は、日々のストレス社会を生き抜くための強力な精神的支柱になり得ると私は思います。
盤や推しへの愛を表現する沼の深さ
ヴィジュアル系バンド(盤)のメンバーや、K-POPアイドル、コンカフェのキャストなど、「推し」の存在がピアスの数を増やすきっかけになることは非常に多いですね。
これを読んでいる方の中にも、「推しと同じ位置に開けたい!」という衝動に駆られた経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この心理は、単なるファッションの模倣(ミメーシス)を超えた、推しへの深い共鳴と同一化の願望です。
「同じ痛みを知りたい」「同じ景色を見たい」という、ある種ロマンティックで献身的な愛情表現なんですよね。
「沼」から抜け出せない理由
「ピアス沼」という言葉がありますが、これは一度開けると止まらなくなる現象を指します。
医学的・心理的な側面から見ると、身体に針を通す瞬間の緊張と、その解放後に脳内で分泌されるエンドルフィン(脳内麻薬物質)による高揚感が、依存性を生む一因とも言われています。
しかし、それ以上に「コレクション欲」が満たされる感覚が大きいのではないでしょうか。
「次はここに開けよう」「治ったらあのデザインをつけよう」と未来の自分を計画することは、日々の生活にハリを与えてくれます。
推しの活動(ツアーや新曲リリース)に合わせて新しいホールを増やす、という儀式的な楽しみ方も、このカルチャーならではの「粋」な嗜み方だと言えるでしょう。
ヒモや地雷系の物語性を演出する装飾

昨今の「地雷系」ブームにおいて、ピアスは欠かせないアイコンです。
ピンクや黒を基調としたフリルたっぷりの甘い服に、あえてハードなピアスを合わせるスタイル。
ここには、「可愛いだけじゃない」「簡単には触れさせない」という、複雑な内面性を可視化する意図が含まれています。
特に象徴的なのが「束縛」を連想させるモチーフです。
左右の耳を長いチェーンで繋ぐ「手錠」のようなデザインや、首輪(チョーカー)とピアスを連結させるスタイル。
これらは、地雷系界隈でよく語られる「ヒモ(経済的に依存するパートナー)」との共依存関係や、「重い愛」といった物語性を演出するための舞台装置として機能します。
「病みかわいい」を作るアイテム選び
- カミソリ・安全ピン・注射器
医療や自傷を連想させるモチーフは、精神的な脆弱さ(フラジャイル)を表現する定番アイテム。 - 赤色のジュエル
「血」を連想させる深紅のストーンは、黒い服との相性が抜群で、肌の白さを際立たせます。 - 十字架(クロス)
ゴシックな要素をプラスし、退廃的な雰囲気を底上げします。
大人の女性がこのテイストを取り入れるなら、全身を地雷系で固めるのではなく、シンプルなモノトーンコーデの中に、耳元だけ少し「毒」のあるチェーンピアスを取り入れるのがおすすめです。
そのギャップが、ミステリアスな魅力を引き出してくれますよ。
かわいい軟骨ピアスのコーデと配置

「バチバチ=怖い」だけではありません。
素材や色選びひとつで、驚くほど上品で「かわいい」バチバチ耳を作ることができます。
むしろ、ホール数が多いからこそ、繊細なジュエリーを夜空の星のように散りばめることができるのです。
私が大人の方に特におすすめしたいのが、「質感のミックス」というテクニックです。
例えば、すべてのピアスをハードなステンレスのボールにするのではなく、以下のように変化をつけてみてください。
- パールを取り入れる
軟骨(ヘリックス)に極小のパールを3つ並べる。
これだけで、ハードな印象が一気にクラシカルで上品な雰囲気に変わります。 - オパール系の石を使う
透明なジルコニアではなく、乳白色や遊色効果のあるオパールを選ぶことで、柔らかく幻想的な輝きをプラスできます。 - ゴールドで統一する
シルバー色はクールですが、ゴールド(特にピンクゴールドや18Kイエローゴールド)は肌馴染みが良く、多連装しても「厳つさ」が出にくいのが特徴です。
サイズ感の強弱をつける
全てのホールに大きなピアスをつけると、耳が重たく見えてしまいます。
「メインとなる大きなモチーフは1つか2つまで」と決め、残りは極小のスタッドやシンプルな華奢リングで脇役を固めるのが、洗練されたコーデの鉄則です。
例えば、インナーコンクに大きなお花のピアスを咲かせたら、周りのヘリックスは小さな葉っぱや露のような小さな石で飾る。
そんな「耳元に小さな庭を作る」ような感覚でコーディネートを楽しんでみてください。
何歳までできるか
「もう30代後半なんですが、今から軟骨ピアスを増やすのは痛いでしょうか?」
これは私がブログを運営していて、本当によくいただく質問です。
結論から申し上げます。「年齢なんて関係ありません!やりたい時が適齢期です!」…と言いたいところですが、もう少し客観的な視点も交えて、もう少し具体的にお話ししますね。
「バチバチ」自体は何歳でも楽しめますが、年齢に応じた「アップデート」は必要です。
10代の頃のように、雑貨屋で買った安価なメッキのピアスをつけっぱなしにして、ホール周辺が黒ずんでいたり、炎症を起こして赤くなっていたりするのは、大人の清潔感という観点から見ると少し残念です。
大人のバチバチ耳・3つの条件
- 素材への投資
金属アレルギー対応はもちろん、変色しにくい高品質なサージカルステンレス(316L)や、14K・18Kゴールド、チタンを選びましょう。
輝きの質が違います。 - 徹底したケア
ホール周辺の皮膚が乾燥して粉を吹いていたり、耳垢が溜まっていたりしないよう、スキンケアの延長として耳の保湿と洗浄を行ってください。 - 引き算のファッション
耳元が派手な分、服装や髪型はシンプルにまとめる。
このバランス感覚があれば、何歳であっても「個性的で素敵な大人」として映ります。
実際、海外のスナップなどを見ると、グレーヘアのマダムが耳元にたくさんのゴールドピアスをつけている姿は最高にクールです。
年齢を理由に諦めるのではなく、「今の自分に似合うバチバチ」を探求していく姿勢こそが、大人のファッションの楽しみ方ではないでしょうか。
ピアスバチバチ生活を守る隠し方とケア方法
理想のバチバチ耳を手に入れたとしても、私たちは社会の中で生きていかなければなりません。
職場や学校、冠婚葬祭など、ピアスが歓迎されない場面は必ず訪れます。
また、増やせば増やすほどトラブルのリスクも上がります。
ここでは、私が実践してきた「隠蔽工作」と、トラブルを乗り越えるための実用的なケア方法を伝授します。
バイトや職場でバレない隠し方
「ピアス禁止」の壁をどう突破するか。
これはピアスを付けたい人の永遠のテーマです。
隠し方にはいくつかのレベルがありますが、状況に応じて使い分けることが重要です。
レベル1:髪型による物理的遮断
基本中の基本ですが、髪型で隠すのが最も自然でリスクが低いです。
女性なら、サイドの髪を下ろす「ボブ」や「姫カット」が最強の防壁となります。
髪を結ぶ必要がある場合は、耳周りの後れ毛(触角)をあえて厚めに残し、コテで巻いてニュアンスを出しつつ、軟骨部分をカバーします。
ただし、風が強い日や、お辞儀をした瞬間に露見するリスクは常にあります。
レベル2:肌色テープによるカモフラージュ
ドラッグストアで売っている「医療用サージカルテープ(肌色)」や、最近ではピアス隠し専用の「ファンデーションテープ」も販売されています。
これらをピアスの大きさに合わせて小さくカットし、上から貼り付けます。
ガーゼ部分は使わず、粘着部分だけを使います。
また、貼る前にティッシュで耳の油分をオフしておくと剥がれにくくなります。
遠目にはバレにくいですが、接客業など至近距離で人と接する場合は「耳に何か貼ってるな」と気づかれる可能性が高いです。
レベル3:透明ピアス(透ピ)への換装
これが最も一般的ですが、選び方を間違えている人が多いのが現状です。
100円ショップなどで売っている安価な樹脂製ピアスは、傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすいため、長期間のつけっぱなしには向きません。また、透明度が低く白濁して見えるため、意外と目立ちます。
つけっぱなしでも錆びない素材の選び方
隠すために透明ピアスにするのも一つの手ですが、普段使いで「つけっぱなし」にするなら、素材選びは死活問題です。
特にバチバチに数が多いと、毎日すべて外して洗って…というのは現実的ではありませんよね。
お風呂も寝る時も一緒だからこそ、肌に優しくタフな素材を選ぶ必要があります。
私が絶対的な信頼を置いているのが、以下の2つの素材です。
- サージカルステンレス(316L)
医療用メスにも使われる素材で、錆びにくく、アレルギー性が非常に低いです。
価格も手頃でデザインも豊富。
ただし「金アレ対応」と書いてあっても、メッキ塗装が剥げるとアレルギーが出る場合があるので、心配な方はシルバー色(素材の色そのまま)を選ぶのが無難です。 - チタン(グレード23など)
ステンレスよりもさらに軽く、アレルギー反応が起きにくい最強の金属です。
ファーストピアスや、ホールが安定しない時の救世主として持っておくと安心です。
また、これらの金属製品による皮膚トラブルや安全性については、公的な機関からも注意喚起や情報が出ています。
自己判断だけでなく、信頼できる情報を元に選ぶことが大切です。
(出典:厚生労働省『ピアスによるアレルギー性接触皮膚炎の報告』)
透明度はガラスリテーナーが樹脂より優秀

先ほど少し触れましたが、職場や学校で「本当にバレたくない」なら、樹脂ではなく「強化ガラス製のリテーナー」一択です。
これを初めて使った時、私はその透明度に感動しました。
ガラスリテーナーのメリット
- 圧倒的な透明感
光を透過するため、穴が空洞であるかのように見え、肌の色に馴染みます。
樹脂特有の「白い異物感」がありません。 - 衛生的
表面が滑らかで傷がつかないため、細菌が付着しにくく、ファーストピアス期間中やトラブルのあるホールにも使用可能です。 - 洗浄が楽
お風呂でつけっぱなしで洗っても劣化しません。
Oリング(留め具)が小さくて失くしやすいのが唯一の欠点ですが、予備を持っておけば問題ありません。
「ガラス」と聞くと割れそうですが、強化ガラスなので通常の使用で割れることはまずありません。
隠蔽工作のプロを目指すなら、必ず持っておくべきアイテムです。
埋まった時の対処と肉芽の治し方
トラブル対応の話に移りましょう。ピアスホールが完成するまでの道のりは平坦ではありません。
「朝起きたらピアスが埋まって見えない!」
「穴の横に赤いブヨブヨができている…」
そんな絶望的な朝を迎えたことは、私にも何度もあります。
埋没(埋まり)の緊急脱出
耳たぶや軟骨が腫れ上がり、ピアスが皮膚の中に飲み込まれてしまう現象です。
主な原因は「軸(ポスト)の長さ不足」と「キャッチの締めすぎ」です。
対処法:
痛いですが、まずは裏側から押し出してヘッドが見えるか確認してください。
もし自力で押し出せないほど深く埋まっている場合は、迷わず皮膚科へ行ってください。
麻酔をして切開することになりますが、放置して化膿するより100倍マシです。
まだヘッドが見えているなら、すぐに「軸の長いピアス(ロングバーベル)」に付け替えて、腫れが引くスペースを確保してください
肉芽(にくが)との戦い
ホールの横にできる赤い肉の盛り上がり。
医学的には「不良肉芽」などと呼ばれます。
これの最大の敵は「物理的刺激」と「圧迫」です。
対処法
「ホットソーク(体温程度の天然塩水に患部を浸す)」が民間療法として有名ですが、私が最も効果を感じたのは「徹底的な放置」と「負担の軽減」です。
重たいリングピアスや、角度のきついピアスを外し、真っ直ぐで軽いストレートバーベルに変更する。
そして、触らない。
抗生物質入りの軟膏(ステロイド含有は医師の指示に従ってください)を塗って、刺激を与えないように生活することで、徐々に枯れていくことが多いです。
膿や腫れを防ぐシリコンチューブ
「ピアスを開けたばかりで膿んでしまった。痛いから外したいけど、外したら穴が塞がってしまう…」
このジレンマを解決する最強のツールが「医療用シリコンチューブ」です。
これは、中空の柔らかいチューブをホールに通し、両端を少し残してカットするだけの単純なものですが、効果は絶大です。
- ドレナージ効果
チューブの中空構造が排膿路(膿の逃げ道)となり、内部に膿が溜まるのを防ぎます。 - 癒着防止
柔らかい素材なので、腫れた組織を圧迫せず、ホールが塞がるのを物理的に阻止します。
炎症がひどい時は、無理におしゃれピアスを維持しようとせず、一度このチューブに切り替えて「治療モード」に入ることが、結果的に大切なホールを守ることになります。
自分でも装着できますが、挿入が難しい場合はピアススタジオで相談すると、スムーズに入れてもらえます。
痛いトラブルを避ける寝方とケア

バチバチ耳の民にとって、睡眠時間は「戦い」です。
特に両耳に軟骨ピアスがある場合、どちらを向いて寝ても枕に当たって激痛が走ります。
圧迫は肉芽や斜め開け(ホールの歪み)の元凶です。
必須アイテム:穴あき枕・旅行用ネックピロー
ドーナツ型のクッションや、飛行機で使うC字型のネックピローを用意してください。
その「穴」の部分に耳が入るようにして寝るのです。
こうすれば、頭の重さを支えつつ、耳だけは空中に浮いている「無重力状態」を作ることができます。
これをするだけで、朝起きた時の痛みが劇的に軽減されます。
ケアの基本は「洗いすぎない」
昔は「消毒液で毎日消毒!」と言われていましたが、現在は「泡洗浄」が主流です。
消毒液は正常な細胞まで破壊してしまい、治癒を遅らせる可能性があります。
お風呂に入った際、洗顔料やボディーソープをたっぷり泡立て、その泡をピアスの上に乗せて数分パックする。
あとはシャワーの弱流水でしっかり洗い流すだけ。
これだけで汚れは十分落ちます。
綿棒でグリグリこするのは、かさぶたを剥がして傷を作る原因になるので控えましょう。
難易度が高いインダストリアルの注意点
最後に、バチバチスタイルの頂点とも言える「インダストリアル」について。
2箇所の軟骨を1本の長いバーベルで貫通させるこのスタイルは、圧倒的な存在感を放ちますが、トラブルの多さも桁違いです。
まず、「耳の形」を選びます。
2つの穴を繋ぐ直線上に、耳の隆起(山)が邪魔をしていないか、十分な耳輪(ヘリックス)の巻きがあるか。
これらが条件を満たしていない耳に無理やり開けると、軟骨が圧迫されて壊死したり、ピアスが皮膚を突き破ったりする悲惨な結果を招きます。
また、セルフピアッシングは絶対に推奨しません。
2つの穴の角度が1ミリでもズレると、バーベルを通した時に常にテンション(負荷)がかかり続け、いつまで経っても治りません。
マスクの紐、メガネのツル、着替え、美容院…日常生活のすべてが凶器になります。
「一番カッコいいけど、一番手がかかる愛しい子」だと思って、覚悟を持って挑んでください。
三角形やアシンメトリーで魅せる配置論

ここまで痛みやケアについて厳しく書きましたが、それを乗り越えた先には、自由で楽しいデザインの世界が待っています。
ホールが増えてきたら、ただ闇雲につけるのではなく、全体の「構図」を意識してみましょう。
黄金比を作る「トライアングル」
私が配置を考える時、常に意識しているのが三角形(トライアングル)です。
例えば、「トラガス」「ヘリックス」「ロブ」の3点を結ぶと、綺麗な三角形ができますよね。
人間の目は三角形の配置を見ると安定感を感じるようにできています。
この3点にメインとなるピアスを配置し、その間を埋めるように小さなサブピアスを足していくと、数が増えても散らかった印象になりません。
個性を出す「アシンメトリー」
バチバチスタイルなら、左右対称(シンメトリー)にこだわる必要はありません。
むしろ、左右で全く違う景色を作る方がドラマチックです。
「右耳はロブに1つだけの清楚系、左耳は軟骨まで埋め尽くしたバチバチ系」
このように極端な差をつける(アシンメトリーにする)ことで、見る角度によって違う自分を演出できます。
「二面性」という地雷系のテーマとも合致しますよね。
自分らしいピアスバチバチ耳を楽しむ
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
「ピアス バチバチ」の世界は、知れば知るほど奥が深く、そして自由です。
痛みを伴う身体装飾は、ある意味で「生きている実感」を刻む行為なのかもしれません。
社会的な制約やトラブルのリスクは確かにありますが、正しい知識とケア方法、そして隠蔽テクニック(笑)を駆使すれば、大人になっても、どんな環境にいても、自分らしい耳元を楽しむことは可能です。
もしトラブルが起きても、決して一人で悩まず、専門医やスタジオを頼ってください。
そして、完治した暁には、また新しい最高に可愛いピアスをつけて、鏡の前で笑顔になってくださいね。
あなたのバチバチ耳ライフが、輝きに満ちたものになりますように!
